山里での暮らし

友人が佐賀県の山里で暮らし初めて早3年が過ぎました。
ご夫婦にはお子さんがいないので、二人で山里の生活を選び、東京から佐賀に移り住んだのです。

自宅の近くには樹齢千年の大カツラがあります。
高さ34メートル、根の廻りが20メートルもあるこの大樹は全国2位の大きさで国の天然記念物に認定されています。

樹は生きていると言いますが、耳を当て手を添えると、本当に脈動しているかのような気迫を感じます。
この辺りは2つの温泉が湧いていて、私達も夫婦でよく行きます。
温泉場ゆえに小さな旅館が軒を連ねていますが、どこも田舎の温かさと気負いのないもてなしをしてくれます。

辺りには石碑も多く、有名な歌人もこの地を訪れているようです。
ご夫婦はここで農家をしながらエッセイの出版や写真を撮っています。

この日はご自宅に宿泊させて頂いたのですが、手作りの五右衛門風呂に入り、心から安らぎを感じました。
古い、便利が悪い、これももしかすると癒しのキーワードなのかもしれないですね。
どこかノスタルジーな感情が湧き出るのは、日本人としてのDNAの特徴なのでしょうか。

里山の文化に触れることも、非常に勉強になります。
独特の風習や言い伝えなどは、現地に足を踏み入れてこそ解ってくるものであり、ガイド本編集のために数時間取材をするだけでは、絶対にわからないことなのです。

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